ムダ毛のせいで足のけがを我慢した経験

私は小学校時代から、人よりかなりムダ毛が多いことが一番の悩みの種でした。子どもですから脱毛する術など知らないまま中学進学。その頃になって、カミソリで剃るなどの処理をするようになりました。

でも、それも夏場のみ。冬は肌が隠れるのですっかり油断していたある日、中学校で足首をひねってしまいました。担任の先生に保健室へ連れていかれ、保健室の先生が不在だったために体育の先生が診てくれようとしました。

その先生は、当時新卒の若い男の先生。足の様子を診ようと私のジャージの裾をめくろうとしたとき、私は反射的に後退りし、「大丈夫です、全く痛くないです」と逃げるように保健室を後にしました。

何度も「本当に大丈夫なの?」と確認されましたが「大丈夫です」の一点張りで逃げ切りました。

まさか、ムダ毛を見られるのが恥ずかしいから足を診せたくないとは誰にも言えず…。実際はしばらくの間痛かったのですが、軽い捻挫だったので事なきを得ました。

自分が毛深いせいでこんな経験をするとは。本当のひどい捻挫だったら、どうなっていたんだろう。ちょうど思春期だった当時、自分の体毛をかなり呪いました。

「永久脱毛」という言葉を知ったのは、この少し後です。そんな夢のような話があるのか、大人になったらできるのかなと期待しつつ、この後もしばらく自己処理の日々が続くのでした。

銀座カラー柏店